トラベラーズノートは定期的にメンテナンスしないとひび割れてしまいます。
トラベラーズノートは革製品なので、こまめな手入れが必要。
しっかりと手入れしたら長持ちするし、どんどんとその魅力を増してきます。
一方、手入れを怠るとあっという間にひび割れしてしまい、そうなってから焦って手入れをしても手遅れです。
僕はそれで初代のトラベラーズノートパスポートサイズをおじゃんにしてしまいました。。
1個、お値段そんなに安くないのに…(´;ω;`)
傷などの経年変化を楽しむのと雑に扱ってボロボロになっていくのは違います。
見た目のためだけでなく、長く使うためにもお手入れは大事です。
トラベラーズノートの手入れにはラナパーがおすすめ。
レザートリートメントにもいろいろありますが、今回はトラベラーズファクトリーでも販売しているラナパーを使ってみました。
東京駅のトラベラーズファクトリーで購入しました。
箱を開けると取り扱い説明書とラナパーと塗布用のスポンジが中に入っています。
今回買ったのはラナパーレザートリートメントプチ5ml540円(税込み)です。
トラベラーズノートの手入れにラナパーを使ってみた。
少量をスポンジにとって、トラベラーズノートに塗り込みます。
のびがいいので、少量でも全体に行き渡ります。
ラナパーを塗り、染み込むまで数分待ってからトラベラーズノートを手に取ると、なんだか手に吸い付くような感覚。
なんかもっちりしてるというか、質感が柔らかというか、こんなの初めて!
心なしかいつもより輝いて見えます(笑)
ラナパーはクリームと違ってべたつかず、仕上がりもキレイ。
ラナパーを使って感じたのは、仕上がりがキレイという事。
以前は今まではエム・モゥブレィのデリケートクリームを使っていたんですが、クリームという事で水分を多く含んでるのか、塗った後の水っぽさと、革の色が暗くなるのがあまり好きじゃありませんでした。
決して悪くはないですが、使っていくと茶色は黒にキャメルは茶色に見えるくらい暗くなってしまった感じ。
その点、ラナパーは色が暗くなることもあまりなく、仕上がりもキレイ。こちらの方がよく見えます。
革を柔らかくしたり、ツヤを出すのは必要ですが、色合いが暗くなっていくのは個人的に好きじゃないので、そういう点ではラナパーの方が個人的にいいかも!
もちろん、エム・モゥブレィのデリケートクリームがダメと言っているわけではなくて、あくまでトラベラーズノートとの相性としての個人的な感想です(^^;
好みは別れるかもしれませんね!
シンプルな作りですが、決して安い買い物ではないトラベラーズノート。
だからこそ、しっかりと手入れして長く付き合いたい。ラナパーは使いやすいし少量からでも購入できるのでおすすめです。
手入れをすることでトラベラーズノートは経年変化が楽しめる。
いとうせいこうさんの『ヒップホップの経年変化』という曲に
経年変化が最強の進化。
経年変化が人生の金貨。
という歌詞があります。
経年変化は退化でも劣化でもなく『進化』なんだと。カッコいい。
僕の大好きなトラベラーズノートは見事にその言葉を体現しています。
時間が経つと、なんとも色気が出てくる手帳。
でもそれは定期的な手入れがあってこそ。じゃないと表面がひび割れてきちゃう。だからお手入れにクリームは欠かせません。
たかが手帳にそんな手間を、と思う人もいるかもしれないけど、この楽しみはやっている人にしか分からない楽しみ。
無理して分かってもらおうとは思わないけど「手帳が育っていく、この楽しみを知らないなんてもったいねぇなぁ」と心の中で思ったりはしてます。
元々魅力的な手帳だけど、ちゃんと手入れをすることで何とも言えない味わいが生まれてくる。
ひとつひとつが手作りなので完全に同じものは1つもなくて、さらに使っているうちに傷や擦れがついてくきます。でもそれもいい味。
そうやって使っていくうちに世界に一つだけのトラベラーズノートが出来上がります。
定期的にお手入れもして、クリームを塗る事で柔らかくツヤが出てきて輝きをましてくる。
比喩じゃなくて本当に輝きをましてくるんですよ。
今、僕の目の前にあるトラベラーズノートは3年目。使い始めた頃と比べて、柔らかくツヤが出てきてすごく色っぽい手帳になりました。
ノートに書き込んだ言葉だけではなく、手帳そのものにも時が刻まれていきます。
長く付き合いたい相棒だからこそ、しっかりと手入れはかかせずに。
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